カテゴリー「ノンフィクション」の記事

2021年10月30日 (土)

歪みの国・韓国

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海を隔てて隣り合う国・韓国、近くて遠い国とも言われる。

そんな韓国の本当の姿を詳しく解説したのがこの本です。著者は韓国・ソウル生れの社会学者・金慶珠氏です。

日本人の韓国に対する感情は、韓流ドラマやK-POPなどの人気など親しみを持つ人がいる一方、竹島や慰安婦問題など韓国の反日運動などに嫌悪感を持つ人も多い。

同様に韓国でも日本に対して反日的な人と親日的な人の2極化があるようです。

この本では日本人に意外と知られていな韓国の経済成長の過程と政治体制の歴史的な過程を「歪み」という問題を軸にして解説されており、改めて韓国のことがわかってきました。

皆さんも、この本を読んで隣の国・韓国の真実の姿を知ってみたいと思いませんか。

 

2021年10月16日 (土)

実録・闇サイト事件簿

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インターネットの世界に「闇サイト」と呼ばれるサイトがあるらしい。

何となくアンダーグラウンドな、犯罪の匂いのする違法なサイトだろうと思う。

「闇サイト」とはどんなものなのか?「闇サイト」は何のために どんな人物が開設したものなのか?「闇サイト」にはどうやってアクセスするのか?

そんな疑問を持ってこの本を読み始めました。

この本では、そんな疑問に答えるのはもちろん「闇サイト」で起きた様々な事件が紹介されています。

この本によれば「闇サイト」の分類として、「自殺系サイト」、「出会い系・家出サイト」、「薬物違法販売系サイト」などがあるようです。

また殺人さえも請け負うような内容を掲げたサイトもあり、犯罪の温床ともなっているようです。

犯罪小説を地で行くような「闇サイト殺人事件」も発生しています。

現代社会の闇・インターネットの「裏」をわかりやすく解説した、戦慄の実録ルポです。

 

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2021年9月 4日 (土)

レオナルド・ダ・ヴィンチ

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レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯をその作品と残された多数のメモや資料をもとに解説した本です。

その名は誰でも知っているレオナルド・ダ・ヴィンチですが、その生涯や多くの作品の制作意図などを知っている人は少ないでしょう。

レオナルド・ダ・ヴィンチは絵画や彫刻などを制作した芸術家としてだけでなく、建築家、技術者、発明家として多くの業績をあげています。

私もこの本を読んで初めて知ったことが多く、レオナルド・ダ・ヴィンチ像が全く変わりました。

彼が芸術家であるだけでなく、その科学的探究心とそれによって残された数々の業績についても、この本を読んで納得できました。

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下巻では「最後の晩餐」や「モナリザ」などのレオナルド・ダ・ヴィンチの有名な作品の制作過程や解説がされているほか、彼の画家としての活動だけでなく解剖学、光学、機械工学や水力工学、軍事技術、幾何学、舞台芸術など多種多様な探究について書かれています。

そして、この本には彼の作品の写真や残されている下絵やメモの図などが多数載っており、それも楽しめます。

この本は今まで描いていたレオナルド・ダ・ヴィンチのイメージが強烈なインパクトで一新されることと思います。

上下2巻の分厚い本ですが、是非、読んでみてください。

 

 

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2021年8月10日 (火)

ロッキード

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この本は1970年代に起きたロッキード事件について書かれた本です。

ロッキード事件とは、当時、日本の総理大臣だった田中角栄氏が、米国のロッキード社から賄賂を受け取り、全日空にロッキード社製の旅客機「トライスター」を購入するように働きかけたという罪に問われた事件です。

この事件により、庶民宰相として人気があった田中角栄氏が金権政治家の烙印が押されることになりました。

この事件で第一審で有罪の判決を受けた田中元総理は無罪を主張し控訴したのですが控訴審の途中で脳梗塞で倒れこの世を去りました。

田中角栄氏が亡くなったため控訴は棄却されて、この事件の真相解明は途中で終了しました。

事件から40年以上過ぎた今、この事件を振り返ってみるとあまりにも疑問点が多い・・・ということで改めて事件関係の資料を洗い直し、「真相」を浮かび上がらせたものだということです。

600ページ近くもある分厚い本でしたが、読み進めるうちに今までぼんやりとしか知らなかったこの事件について詳しく知ることができたとともに当時行われたこの裁判には多くの疑問点があることがわかりました。

近年になって、政治家としての田中角栄氏が再評価されているそうです。田中角栄氏には今の政治家にはない魅力を感じる人が多いといわれているそうです。

今の政治家に落胆している方に読んでいただきたい一冊です。

2021年7月24日 (土)

女帝 小池百合子

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現在の東京都知事である小池百合子氏のことを描いた本です。

兵庫県の芦屋市出身で「芦屋令嬢」として育ったという彼女は破天荒な父のもとエジプトのカイロ大学に留学し、その後、キャスター時代を経て政治の道を志した。男性社会にありながら常に「風」を巻き起こし、権力の頂点を目指していった。

そんな彼女にはいくつかの疑惑が付きまとう。その一つがカイロ大学を首席で卒業したというもの。この本の中ではカイロ大留学時代の彼女の生活が明らかにされています。

多くの人の証言と綿密な取材に基づいて小池百合子氏の現在までの人生を描いたこの本で明かされた内容は今まで私が持っていた「小池百合子像」が音を立てて崩れました。

そしてこの本に書かれたことを理解したうえで彼女の政治行動・発言を見ると、そのしたたかさが納得できるとともにその理由が理解できます。

権力の頂点を目指すにはただの「いい人」では無理で、やはり「悪人」の面を持たねばならないのでしょうか。

このようなノンフィクションはとても面白いです。あなたにも是非お勧めする一冊です。

 

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2021年6月26日 (土)

スマホ脳

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今では誰でも持っているスマホだが、最新の研究でスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていくということが明らかになったという。

この本の著者はスエーデンの学者で精神科医で脳科学などの様々な研究データを元にスマホが人間の脳に与える影響を調べたものです。

スエーデンでは平均で一日四時間、若者の二割は7時間もスマホを使っているそうです。日本でも同様でしょう。その過度の依存が睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下などを引き起こすことが明らかになっています。

人間に備わった脳の働きにスマホからの刺激が作用し、上で述べたような障害を引き起こすメカニズムが詳しく解説されています。

スティーブ・ジョブスやビル・ゲイツなどのIT業界のトップはわが子に一定の年齢になるまでスマホなどのデジタル・デバイスを与えないと言っていたそうです。

スマホを片時も手放せないと思っている方、子供にスマホを買い与えるべきかどうか悩んでいる方、そんな方には是非この本を読むことをお勧めします。

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2021年6月11日 (金)

警察手帳

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「警察手帳」という題名のこの本、もちろん警察手帳のこともしっかり書いてありますが、警察手帳のことのみを描いた本ではありません。

この本は「警察」について書いてある本です。

その内容を挙げると、

  30万人もの警察職員はどのような仕事をしているのか?

  刑事とはどんな人か?

  警察手帳の中身は?

  ドラマとの違いは?

  警察官になるには?

  待遇や昇進の条件は?

  警察庁とは何か?

  キャリアとノンキャリアの関係は?

等々、警察キャリア出身の作家が警察の真実を詳しく書いた、とてもユニークな読み物です。

私はテレビで刑事ドラマをよく観るのですが、ドラマによって警察のさまざまな部所や役職のユニークな個性を持った主人公が描かれています。

なので、本当の警察の姿はどんなものなのか疑問に思っておりました。

この本を読んで、本当の警察とはどんなものなのかよくわかりました。

そして、これから刑事ドラマをより楽しくみられるようになると思います。

とても参考になりました。 

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2021年5月 9日 (日)

日本の貧困女子

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現代の日本では働く女性の3人に1人が貧困状態だそうです。そこから家族、地域、制度の3つの縁をなくした女性たちが最貧困女子に落ちていくのだという。

そんな最貧困女子と思われる女性たちを取材し、その現実を描いた本です。

この本では東京(大都市)、北関東(地方)、そして沖縄(最貧困の果て)の貧困女子たちを取材しています。

一見華やかな東京、または大都市圏で女性が一人で暮らしていくのは本当に厳しく、長い人生のどこかで躓いたら貧困に転落し、生涯抜け出すことができない可能性が高いとのこと。

そして地方の貧乏、貧困の風景は大都市圏のそれとは異なっていることが描かれています。

また、本土から遠く離れた沖縄には沖縄ならではの事情があり、最貧困女子に落ちていく深刻な姿が取材されています。

そして、問題のある家庭におけるDV、ネグレクトなどから行き場のない未成年が貧困女子を生み出す最大の要因となっているという深刻な問題がわかります。

かつて、日本が発展途上であった頃は、もっと貧しかった部分もあったけれど、皆、未来に希望を持っていたと思う。現在はあの頃に比べればずいぶん豊かになっていると思えるのですが、貧困問題は依然としてあり続け、より深刻な問題になっているようです。

この厳しい現実は、日本がこのまま衰退し後進国になってしまうのではないかという危惧さえ感じました。

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2021年4月24日 (土)

原発・正力・CIA

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「原発・正力・CIA」という題名のこの本を紹介します。

正力とは、かつて読売新聞の社主で日本テレビの社長で衆議院議員でもあった正力松太郎氏のことです。この正力松太郎氏は太平洋戦争後の日本に原子力発電所の導入を積極的に進めようとしてCIAと深い関係を持ったということのようです。

1954年、漁船第五福竜丸が米国が南太平洋で行った水爆実験の死の灰を浴びた事件以来、日本では「反米」「反原子力」の機運が高まっていた。

そんな中、衆議院議員に当選した正力氏は読売新聞社主としてCIAと協力して原子力に好意的な親米世論を形成するための工作を行っていた。

そして、彼は総理大臣に上り詰める野望を持ち、その実現の為にCIAと協力し原発の導入により経済界の支持をも得ようと考えていたというのです。

結果的に彼は総理大臣になれなかったのですが、戦後の日本の歴史に少なからぬ影響を与えたことは間違いないようです。

原子力発電という原子力平和利用の日本への導入への貢献は大のようですが、その結果の負の側面も見逃せません。

この本は、情報開示されたCIAの公文書などの具体的資料等をもとに書かれているだけに、その内容は読売新聞、政界、産業会を巡る衝撃的な事実が描かれています。

 

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2021年4月10日 (土)

ブラック企業

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「ブラック企業」と聞いて想像するのは残業がやたら多く低賃金の会社を想像します。

しかし、この本を読んで「ブラック企業」の実態を知ると、そんな生易しいものでは無いことが思い知らされます。

違法な労働条件で若者を働かせ、人格が崩壊するまで使いつぶすことがシステム化されたような会社、結構名の知れた大企業までが・・・。

就活を勝ち抜いて正社員になっても、待っているのは地獄のようなふるい落とし。

その結果の若者のうつ病、医療費や生活保護の増大、少子化、教育・介護サービスの低下、等々・・・。

それは日本全体の大きな問題であることを思い知らされました。

そして、

この先、日本はどうなっていくのか恐ろしくなりました。

   

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