カテゴリー「歴史(小説含む)」の記事

2022年11月26日 (土)

鎌倉殿の13人 完結編

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この本は以前紹介したNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のガイドブックの前編、後編に続く完結編です。

この完結編ではドラマの第33回から最終回となる第48話のあらすじが収録されています。

物語では実朝が第3代将軍となったが東国武士たちの権力争いは続き、畠山重忠や和田義盛との争いを制した北条義時が実権が強まっていきます。

そして実朝の暗殺、承久の乱を通して執権としての北条の力が確立されていくのです。

ドラマではどのように描かれていくのでしょうか? すでに放送済みになっている部分もありますが思い出しながら読んでみるのが良いでしょう。

また、完結編に登場する人とそれを演じる俳優さんの解説がきれいな写真入りで掲載されており、ドラマをより楽しめる内容になっています。

 

2022年8月 6日 (土)

鎌倉殿の13人(後編)

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この本はNHKで放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のガイドブックの後編です。

ドラマの第21回から第32回までをカバーしています。

頼朝は奥州藤原氏を滅亡に追い込み、武家の棟梁としての体制を整え、朝廷から征夷大将軍に任ぜられます。

そして、頼朝は急死し、2代将軍頼家、3代将軍実朝へと引き継がれていきますが、そこには御家人たちの派閥抗争による陰謀がうずまき一筋縄ではありません。

そんな中で北条義時は・・・・・。

なお、この後「鎌倉殿の13人」のガイドブックは完結編が準備されているはずです。

2022年6月10日 (金)

鎌倉殿の13人(前編)

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この本はNHK出版より出版されたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の前編ガイドブックです。

ドラマの第1回から第20回までをカバーする内容となっています。

登場人物の関係図や、登場人物の簡単な説明と演じる俳優さんの解説もあります。そして脚本に基づく各回のあらすじも書かれています。また物語に関連する史跡の解説などもあります。

ドラマを見ていても詳しく理解できなかったことも、これを読めば「そうだったのか」と良く理解できると思います。

内容はたくさんの写真や図でわかりやすく解説されており、楽しく読めてとても面白いです。

大河ドラマを見ている人にも、見ていない人にとってもお勧めできる本だと思います。

2021年8月20日 (金)

孔丘

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中国の歴史上の偉人、孔子の生涯を描いた小説です。孔子は中国の春秋時代に生きた人でその思想は論語に書かれています。

中国の歴史小説は、登場人物の名前と地名(国名など)が頭に入らず読みにくいと思っていますが、やはり難しかったです。

特に、春秋時代の歴史はあまり読んでいないので特にわかりにくかったです。

しかし、孔子の生涯がどんなものだったかを理解するには良い書物だった思います。

春秋時代に先立つ周公の時代を理想とする、この頃の思想がこの後も続いていくことを考えると中国の歴史の不思議さを感じました。

 

2021年5月22日 (土)

梅と水仙

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明治4年(1872年)、元幕臣の津田仙は彼の娘・梅を初めての女子留学生として米国へ送り出すことを決めた。

梅は5人の女子留学生の中で最年少のわずか6歳でした。

梅は11年間の米国留学を終え帰国したときは17歳になっていました。

当時の日本は女性に教育はいらないという風潮の時代でした。

そんな日本に帰国した梅は女子教育の必要性を説き、様々な軋轢に悩みながらも英語教育などに尽力していきます。

そして、女子教育を行う学校を作りたいという夢を持つ梅は米国の大学教育を受ける為に再び渡米します。

大学を卒業し帰国した梅は華族女学校の教授、東京女子師範学校の教授などを勤め、明治33年、ついに女子英学塾を立ち上げたのです。

それは津田塾大学として現在に受け継がれ、自立を目指す女性たちを輩出しているということです。

この本は女子教育の先駆けとなった津田梅子とその父の人生を描いた感動の歴史・伝記小説です。

ネットで知ったのですが、この小説の主人公の梅という名前は実際は「うめ」とひらがな表記だったようで、後に梅子と改名したようです。

津田梅子は現在の樋口一葉に代わって新しい5千円札の顔なるようですので、これを機会に津田梅子とはどういう方だったのか、この本を読んでみませんか。

2021年5月15日 (土)

足利の血脈

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京都の足利将軍家は15代将軍の義昭が織田信長に追放され、のちに豊臣秀吉のお伽衆ととして山城国1万石の大名となったが、その後、大名家としては残らなかった。

一方、足利尊氏は鎌倉の地に関東を治める鎌倉公方として尊氏の子の足利基氏を配した。

この物語は一方の足利家である鎌倉公方家が様々な波乱の波にもまれながら、喜連川足利家として江戸時代を大名家として生き残った足利の血脈を描いた小説です。

そして、物語は歴史の表舞台には表れない忍びの集団、風魔一族とさくら一族の戦いを通して描かれています。

風魔一族は箱根山中に本拠を持つ忍び集団で北条氏に仕え、さくら一族は栃木県さくら市あたりを本拠とした忍び集団で鎌倉公方の流れをくむ古賀公方に仕えたと書かれています。

この小説は7人の作家により書かれた7つの短編から構成されており、全体として鎌倉公方家の分裂・興亡の物語が書かれています。

室町時代の関東の歴史を表には表れない忍者同士の戦いを通して描いた物語としてとても面白かったです。

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2021年4月17日 (土)

北条五代

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これは、北条早雲を始祖とする小田原北条氏、早雲、氏綱、氏康、氏政、氏直の五代百年にわたる北条氏の興亡を描いた歴史小説です。

桓武平氏の流れをくむ伊勢氏の家を継いだ早雲は京に上り将軍家に仕えたが、その後、早雲の姉が駿府の守護大名・今川氏の正室となったことから、駿河に赴くことになった。

そして、早雲は駿東の興国寺城の城主となり、やがて伊豆、小田原と侵攻し関東を手中に治めることになるのです。

この戦国時代に「義」という正義を掲げた北条氏は五代百年にわたって名将を出し続け、駿河の今川氏、甲州の武田氏、越後の上杉氏などと熾烈な戦いを繰り返しながら、天下統一を果たした豊臣秀吉により滅ぼされるまでが描かれています。

終盤の小田原城が秀吉軍に攻め込まれるところは大河ドラマなどで何度も見た記憶がありますが、北条側の立場から見ると、また別の感傷が湧いてくるのが不思議です。

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この小説は「小説トリッパー」に連載されていたのですが、途中で作者の火坂将志氏が急逝され、その続きを伊東潤氏が引き継いで完結されたようです。

単行本、上下、2巻の構成となっています。

2021年1月23日 (土)

90分でわかる平家物語

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「平家物語」は中世に誕生し、琵琶法師によって語り継がれた軍記物語です。

物語は平清盛を中心にした平家一門の興亡のストーリーです。

この本では重要な登場人物の解説や系図を示して複雑な人間関係もわかりやすくなっています。

また、有名なシーンについて原文で取り上げて、その現代語訳が併記してあります。

この時代は大河ドラマ「平清盛」を見たことがあるのですが、平家一門や藤原氏などの人々が入り組んでわかりにくかったと感じていました。

今回、この本を読んで少し分かった気がします。それでも、なお分かりにくいです。

また、物語の中で語られている出来事と、実際の史実との違いとか、「平家物語」にもいくつかのバージョンがあり内容に違いがある場合があること等、興味深く読みました。

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2020年8月22日 (土)

あなたの知らない栃木県の歴史

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この本では古代から平安、鎌倉時代、そして中世、戦国時代、江戸時代、さらに近代までの栃木県の歴史を紐解いたものです。

栃木県といえば「日光東照宮」や「那須高原」、「宇都宮餃子」などがイメージされます。

しかし栃木県にはかつて日本唯一の「坂東の大学」である足利学校がありました。

鎌倉・室町時代には足利・小山・宇都宮・那須等の武士団がいて、戦国時代には侵攻してきた北条氏や上杉謙信・武田信玄と果敢に戦った・・・・。

そんな魅力あふれる意外な栃木県の歴史が紹介されています。

 

 

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2020年6月12日 (金)

日本中世への招待

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平安末期から戦国時代まで中世日本の武将や合戦の話ではなく、中世の人々の日々の日常生活を書いたというこの本を読んでみました。

この時代には。源平合戦から鎌倉幕府、南北朝内乱、戦国時代など歴史ドラマなどにも良く取り上げられます。

しかし、この時代の平和な時、人々はどんな暮らしをしていたのか、この時代の家族はとは、教育は、出産から医療、葬送は、どうだったのか?

この頃の宴会は、遊びは、旅は、等々、中世の人々の日常生活の細々としたことがわかりやすく解説されています。

興味のある方は是非読んでみてください。