カテゴリー「経済・政治・国際」の記事

2026年8月15日 (土)

世界を支配するディープステート2500年の興亡

Photo_20260706151901

「ディープステート」とは「闇の政府」として世界を裏側から操る巨大な権力のことで、いわゆる陰謀論です。

「ディープステート」は米国のトランプ大統領とその支持者がたびたび言及していたことにより注目されるようになりました。

この本によれば、ディープステートによる陰謀という物語は、アメリカ固有の保守主義や反知性主義、あるいは福音派といった土壌の上で、SNSを通じて、単なる政治的陰謀を超え、21世紀の強力な神話としての地位を確立したと述べています。

そして「ディープステート」という陰謀論は、米国だけでなく、世界中の国々に存在する特有の不満に適合するように、その姿を変えて存在しているようです。

もちろん、日本も例外ではありません。

この本では、ディープステートの歴史やその源流までさかのぼるとともに、世界的な広がりなど詳しく解説されています。

ディープステートのような陰謀論が跋扈する現代において、私たちはどのような行動が必要なのか考えてみましょう。

 

にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
にほんブログ村

2026年7月11日 (土)

政府破綻

Photo_20260612101701

止めようがない少子高齢化、膨張する行政ニーズ、縮小する政府キャパシティ・・・。日本の現状は厳しく、統治の仕組みを変えない限り「政府破綻」が現実のものになりかねない。

この本では、日本が「政府破綻」の危機にあることを述べ、それを回避するための様々な方策を提示している。

それには、政府の無駄の削減、AIなどによる徹底的なデジタラィゼーションによる未来政府の実現、政府の組織経営に関する見直し、防衛力の有効性向上、などが挙げられている。

全くその通りだと思うのだが、それは官僚や政治家の方々に奮起してもらうしかありません。果たして期待してよいのでしょうか。

この本にある「一般財団法人 ネクストジャパン・イニシアティブ」とは、若手経営者らによって設立された独立系シンクタンクらしいのですが、頑張ってほしいものです。

にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
にほんブログ村

2026年5月23日 (土)

アメリカが壊れる!

Photo_20260421140801

第2期トランプ政権の誕生以来、トランプ大統領の政策が世界とアメリカを大混乱に陥れている。

高率の関税を課して貿易を阻害し、国内では大学と研究機関に攻撃をかけている。

第二次世界大戦後の世界は、アメリカが主導する自由貿易体制によって成長し、繁栄した。

しかし、高率の関税を課して輸入品を排除しようとするトランプ大統領の政策が、これまでアメリカが主導してきた自由貿易体制を根底から覆そうとしている。

このまま進めば、まさに、「アメリカが壊れ」てしまうかもしれない。

トランプ政権後の世界の状況がどうなるかは、まだわからない。アメリカが覇権国の地位から滑り落ちたなら、その後、どこが覇権国になるのか。

その影響は、アメリカの同盟国である日本の経済や安全保障への深刻な打撃となるだろう。

 

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

2026年4月18日 (土)

リニアは南アルプスをくぐり抜けることができるのか

Photo_20260311210901

東京(品川)と名古屋間286㎞を最高時速500㎞、所要時間40分で結ぶとされているリニア中央新幹線は2027年開業を目指して工事が進められていた。

しかしながら、2024年4月にJR東海は工事の遅れにより開業予定を2034年以降となることを発表した。これは、開業がいつになるか見通しがつかないことを意味する。

この本では、リニア中央新幹線の工事の現場で起こっている様々な問題(の一部)を詳しく取材してわかりやすく解説している。

特にこの本で指摘していることはリニア新幹線南アルプストンネルの工事に関して事前のアセスメントの不足などによる、現場での予想外のトラブルが多発している点である。

それ以外にも、リニア中央新幹線の計画には様々な問題があることを取り上げて詳しく解説している。

更に、工事が完了し開業に漕ぎつけても、実際に運用するにあたって安全性や経済性に大きな不安があることも指摘している。

この本の著者はリニア新幹線に反対する立場のジャーナリストであるが、この本に書かれていることは具体的で生々しく現実に発生している事実に基づいいると思われ、信ぴょう性が感じられる。

 

にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
にほんブログ村

2025年11月24日 (月)

SNS選挙という罠

Sns_20251010171501

SNSは、良くも悪くも政治家と有権者の距離を近づけ、人々の政治参加を促しました。

2024年11月に実施された兵庫県知事選挙では、前回の投票率を大きく上回りました。しかし、この兵庫県知事選挙では、政治参加の仕方を間違えた人々と深刻な脅威が明白になりました。

対立候補や関係者に対する誹謗中傷やデマが飛び交い、まるで兵庫県は分断されたかのような様相を呈してしまったのです。彼らはSNSに潜む罠にはまり込んでしまい、SNSで延々と攻撃を続けるようになったのです。

この本では、そのSNS選挙の危険性を解説し、さらに具体的な解決策を示しています。

そこには、かつての安保闘争や学生運動時代の出来事などを引き合いにして解説されていますが、いくぶん難しく理解しにくいところがありました。安保闘争などを知らない若い人には、よく理解するにはかなり努力が必要だろうと思います。

しかし、これからの選挙はSNSなしにはならないことを考えると、多くの人がこのような本を読んで「SNS選挙の罠」にはまらないようになってほしいと思います。

 

にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
にほんブログ村

 

 

2025年5月25日 (日)

財務省亡国論

Photo_20250420210501

この本の著者の高橋氏はかつて財務省に在籍していた方で、財務省のオモテもウラも知り尽くしているという方です。

みなさんも財務省とはどんなことをする役所かは概ねご存じだと思います。

しかしながら、本当の姿は違うかもしれません。

この本の中で高橋氏によれば、財務省は本心から財政再建や経済成長のことなど考えていないと主張しています。

財務省は自分たちの権益を守ることが第一で我々の血税を利用して自らの権力を強化し、結果として国民の利益を損ない、日本の未来を奪うようなことを行っていると書かれています。

この本を読むと、なるほどと納得できます。

それ以上に、この本では難しそうな経済理論の説明がわかりやすく解説されており、「財政出動」とか「金融緩和」などの経済政策の意味が理解できて、とても有益な本だったと思います。

皆さんも是非読んでみませんか。

 

にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
にほんブログ村

 

2024年12月28日 (土)

トランプ人気の深層

Photo_20241204213001

 

アメリカ合衆国の次期大統領がトランプ氏に決まりました。

トランプ氏は1日でウクライナ戦争を終わらせると言っています。

また、MAGA(Make America Great Again)=米国を再び偉大な国に)と叫び、中国の関税は60%で,他の国も10%にすると言っています。

この本では、なぜトランプは人気なのか、トランプのアメリカはどこへ向かうのかを6人の識者に分析により明らかにしています。

6人の識者とは、池上 彰、佐藤 優、前島和弘、中林恵美子、高畑昭男、デープ・スペクター の6人です。

各氏の分析は奥深く、今まで知らなかったトランプ氏のことがかなりわかってきたような気がします。

そして、米国で起こっている分断の始まりとその深刻さがわかります。

と同時に、これから4年間、何か大変なことが起こるような気がしてきます。

 

にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
にほんブログ村

 

2024年9月21日 (土)

人口減少社会の未来学

Photo_20240824082501

日本は人口減少時代を迎へ日本の21世紀末の総人口は6000万人と推計されているそうです。

これから80年間で人口が7000万人近く減るということです。

このような変化により、これから社会のかたちはどう変わっていくのか。

この本では11人の様々な分野の方々による未来予測が紹介されています。

それぞれの内容は統計データに基づくもの、直観によるものなど様々ですが、いずれも考えさせられる内容です。

必ずしも悲観的なものだけではありません。

皆さんもこの人口減少問題について一緒に考えてみようではありませんか。

 

にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
にほんブログ村

 

2024年3月29日 (金)

イーロン・マスクとは何者か

Photo_20240226102101

皆さんもイーロン・マスク氏の名前はご存じだと思います。

あの宇宙ロケットの開発を行うスペースXや電気自動車のテスラの事業を行っている超有名人ですね。

しかし、彼の型破りな言動には様々な議論があります。

本の表紙にあるように、彼は「世界を救うヒーローかクレイジーな夢追い人か」という疑問があります。

それで、このような本を読んで見たのですが、結果、イーロン・マスクという人に対する考えが変わりました。

南アフリカに生まれ、カナダに移住した「何も持たない若者」が30年たらずの間に世界を変える奇跡を起こした「生き方や考え方、行動の仕方」を知ると彼が成功した理由が良くわかります。

しかし、それは普通の人にはまねのできないことのように思えます。

やはり彼は特別な才能の持ち主であることは間違いありません。

 

にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
にほんブログ村

 

 

2024年1月13日 (土)

鳥取力

Photo_20231129082401

鳥取県は日本で最も小さい県です。 多くの人には鳥取県は中国地方の片田舎と認識されている。

そんな鳥取県は新型コロナ感染拡大の中で、当初は感染者がなく、その後も感染者が一番少ない県となった。

多くの人は、人口が少なく、人の移動も少ない片田舎だから感染者が少ないのだろうと思っているでしょう。

しかし、この本の中で著者は語っている。

それは、新型コロナ感染症対策において、いち早くドライブスルーのPCR検査を導入するなど独自の施策を展開し、クラスター対策条例なども施行した結果であるとのこと。

それ以外にも、新型コロナ感染に対する鳥取県独自の対策をいち早く行ったようである。その中には東京都のような大きな自治体では実行できなかったようなことも多く含まれている。

こまわりの利く鳥取県のような小さな県であるからこそ、大きな自治体ではできないようなこともいち早く実行できるのだ。

鳥取県がコロナ感染を最も食い止めたのは周到に準備を重ね、常に情報を共有し「鳥取力」でコトにあたってきた結果だという。

更に、新型コロナだけでなく、2016年に起きた「鳥取県中部地震」や日本中で進行中の人口減少問題における鳥取県のいち早い対策などについて詳しく語られている。

そして著者は、小さな県である鳥取県の持つ魅力について熱く語っている。

時にはこのような本を読んで見るのも良いではないでしょうか。

 

 

にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
にほんブログ村