方舟を燃やす
みんながノストラダムスの大予言を信じ、UFOを待ち、コックリさんに夢中になった、そんな時代に育った柳原飛馬。
戦後すぐに生まれ、文化的な生活を知らずに育った望月不三子。
この小説では、この二人が高度経済成長期、とバブル期、バブルが崩壊し、平成の時代、そして令和のコロナ過、と時代に翻弄されながら、自ら信じる道を、ある時は迷いながら、必死に生きる姿が描かれています。
そこには、オカルト、宗教、デマ、フェイクニュース、SNS、等に翻弄された行く私たちの姿が重なり、この予測不可能な時代を、何を信じて生きればよいか、切実な問いが投げられているようです。
実に、読み応えのある長編小説でした。







