秋葉原事件
2008年6月8日、静岡県裾野市にある自動車工場で派遣社員として働いていた加藤智大(25歳)が秋葉原の交差点にトラックで赤信号を無視して突っ込み歩行者5人をはね、さらにトラックから降りてダガーナイフで通行人を次々と刺すという事件が起きた。
この本は、その加藤智大のことを描いたドキュメンタリです。
この事件については、ニュースなどで大まかな内容は知っていましたが、犯人の詳しい生い立ちや犯行の動機などについては詳しくは知りませんでした。
この本では、この事件を起こすことになった彼の家庭環境など詳しく書かれ、また彼がはまっていた掲示板への数多くの投稿内容などかから、犯行動機を推測できる証拠があり、犯行に至るまでの彼の心の動きがわかるようです。
彼の育った家庭環境が彼の性格を作ったようです。
彼はリアルの世界で絵は自分の悩みや弱さを表現できなかった。
そんな彼の感情は、携帯サイトの掲示板と出合うことによって解放された。
自動車系の短期大学を卒業した彼は、いくつかの会社に就職するが、いずれも簡単な理由で辞めてしまう。
親しくなった友達を裏切り、職場を放棄し、借金を踏み倒し、アパートの家賃を払わないまま放置するというパターンを繰り返すのだった。
そんな彼が次第に追い詰められて犯行に及んでいく過程が掲示板への投稿の記録などから明らかになっています。
この本を読んで初めて分かったこの事件の真相には、現代社会が抱える多くの問題点が含まれているようです。
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