5A73
この小説の題名「5A73」はパソコン等で表示されるJISコードで、そのコードに相当する漢字を表す。
その漢字とは、この本の表紙に大きく描かれている文字で、漢字の「日」の下に「非」が描かれた形をしている。その文字は本来存在しないにもかかわらずパソコン等では表示される「ゆうれい文字」だという。
さて、ストーリーですが、地下鉄に轢かれて男が死亡したところから始まる。この事件により、関連性不明の不審死は4件目となった。
4件の不審死は、それぞれ自殺が疑われる状況であるが、4件に共通なのは身体に残された「ゆうれい文字」の「暃」だった。
4件目の轢死体には身体の一部に上記の「暃」がタトゥシールで書かれていたのだ。それは、他の3件にもその「暃」が何らかの形に描かれていたのだった。
その「暃」は通常使われることもなく、意味も定かではないものであり、その文字が描かれた事件が相互に無関係とは思えないのだった。
ただ、その「暃」以外の状況は犯罪性を疑わせるものは全くなかった。
そこでこの事件の捜査を命じられたのは警視庁刑事部の「刑事部別室」に所属する山本と早川の二人だった。「刑事部別室」とはテレビドラマの「相棒」の「特命係」のような、組織捜査を行わない特殊な部門である。
物語は、普通の犯罪捜査というより「暃」の意味を調べるストーリーを中心に進んでいくのです。
果たして、この事件の真相とは・・・。
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