鳥取力
鳥取県は日本で最も小さい県です。 多くの人には鳥取県は中国地方の片田舎と認識されている。
そんな鳥取県は新型コロナ感染拡大の中で、当初は感染者がなく、その後も感染者が一番少ない県となった。
多くの人は、人口が少なく、人の移動も少ない片田舎だから感染者が少ないのだろうと思っているでしょう。
しかし、この本の中で著者は語っている。
それは、新型コロナ感染症対策において、いち早くドライブスルーのPCR検査を導入するなど独自の施策を展開し、クラスター対策条例なども施行した結果であるとのこと。
それ以外にも、新型コロナ感染に対する鳥取県独自の対策をいち早く行ったようである。その中には東京都のような大きな自治体では実行できなかったようなことも多く含まれている。
こまわりの利く鳥取県のような小さな県であるからこそ、大きな自治体ではできないようなこともいち早く実行できるのだ。
鳥取県がコロナ感染を最も食い止めたのは周到に準備を重ね、常に情報を共有し「鳥取力」でコトにあたってきた結果だという。
更に、新型コロナだけでなく、2016年に起きた「鳥取県中部地震」や日本中で進行中の人口減少問題における鳥取県のいち早い対策などについて詳しく語られている。
そして著者は、小さな県である鳥取県の持つ魅力について熱く語っている。
時にはこのような本を読んで見るのも良いではないでしょうか。
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