mRNAワクチンの衝撃
中国・武漢で発生した新型コロナ感染のニュースを見て、これが急速にパンデミックになる可能性があると感じた研究者がいた。
それはドイツの小さなバイオベンチャーの創業者の夫妻だった。
そのバイオベンチャー企業の名は「ビオンテック社」と言い、mRNA(メッセンジャーRNA)による癌の治療法を研究をしていた。
彼らは研究中のmRNAが新型コロナのワクチン製造に応用できることに気づき、直ちに研究を開始した。
従来のワクチンの開発には早くても5年くらいかかるとされているがそれでは進行中の新型コロナによるパンデミックには間に合わない。
しかし彼らのmRNAを応用したワクチンの開発なら1年以内での開発・実用化の可能性があった。
彼らはWHOのパンデミック宣言に6週間も先立って、新型コロナワクチンの開発プロジェクトをスタートした。
そして彼らはファイザー社と組み11か月という常識外のスピードで世界初の新型コロナワクチンの開発に成功した。
皆さんの中にもファイザー社製の新型コロナワクチンを注射された方はたくさんおられると思います。
この本には、その新型コロナワクチンの開発に携わったビオンテックの研究者や協力した人たちが、いかにしてこの偉業を成し遂げたかが描かれています。
是非読んでみてください。
« スクラップ・アンド・ビルド | トップページ | デジタル化する新興国 »
「心と体」カテゴリの記事
- 方舟を燃やす(2025.01.04)
- 難聴・耳鳴り・認知症を防ぐ対処法(2024.07.12)
- 実践 ポジティブ心理学(2024.06.01)
- パーキンソン病は自宅で治せる(2024.05.20)
- 循環系ストレッチ(2024.04.27)
コメント