廃炉
2011年3月11日に起きた大地震に伴う津波により福島第一原子力発電所(イチエフ)はメルトダウンを含む壊滅的な被害をうけました。
その結果、そこ(イチエフ)は廃炉となり、現在その作業が進められているところです。
この本は、その廃炉作業について書かれたドキュメンタリです。
この本では実際にイチエフで働いている人に焦点を当てたインタビューなどに基づいて廃炉作業に伴う様々な作業について具体的に書かれています。
今では施設内の除染も進み、作業も楽になってきてるようですが、初期のころの作業がどれだけ大変だったのか良くわかりました。
私を含め多くの人は、イチエフで廃炉作業が行われていることは知っていても、それがどんな作業なのかは知らないでしょう。
私もこの本を読んでイチエフで行われている廃炉作業の現実を少しだけかもしれませんがイメージできるようになりました。
そして、イチエフで廃炉作業を行っている人達のこと、彼らの思いなどを知り、そのひたむきさには敬意を覚えました。
イチエフでの廃炉作業が始まって10年以上たちますが、完了するまでこの先何十年かかるか見通せない状況のようです。
情況はどうあれ、廃炉作業は安全に完全に行われ、いつか完了しなければならない仕事ですので、そこで働いている方には頑張っていただきたいと思います。
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