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2022年5月

2022年5月27日 (金)

mRNAワクチンの衝撃

Mrna

中国・武漢で発生した新型コロナ感染のニュースを見て、これが急速にパンデミックになる可能性があると感じた研究者がいた。

それはドイツの小さなバイオベンチャーの創業者の夫妻だった。

そのバイオベンチャー企業の名は「ビオンテック社」と言い、mRNA(メッセンジャーRNA)による癌の治療法を研究をしていた。

彼らは研究中のmRNAが新型コロナのワクチン製造に応用できることに気づき、直ちに研究を開始した。

従来のワクチンの開発には早くても5年くらいかかるとされているがそれでは進行中の新型コロナによるパンデミックには間に合わない。

しかし彼らのmRNAを応用したワクチンの開発なら1年以内での開発・実用化の可能性があった。

彼らはWHOのパンデミック宣言に6週間も先立って、新型コロナワクチンの開発プロジェクトをスタートした。

そして彼らはファイザー社と組み11か月という常識外のスピードで世界初の新型コロナワクチンの開発に成功した。

皆さんの中にもファイザー社製の新型コロナワクチンを注射された方はたくさんおられると思います。

この本には、その新型コロナワクチンの開発に携わったビオンテックの研究者や協力した人たちが、いかにしてこの偉業を成し遂げたかが描かれています。

是非読んでみてください。

 

2022年5月21日 (土)

スクラップ・アンド・ビルド

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28歳になる健斗は勤めていたカーディーラーを自己都合退職し、現在は資格を取るための勉強を独学しながら転職活動をしている。

そんな生活の健斗だが家計は祖父の国民年金と彼の母の給料でどうにか回っているのだった。

そして健斗の同居する87歳の要介護の祖父は「早う死にたか」と毎日のようにぼやいている。

祖父は何事も自力でしようとせず、母や健斗に頼ろうとし、身体能力が日々衰えていくように見える。

健斗は祖父の介護に明け暮れながら「早う死にたか」とぼやく祖父の願いをかなえてあげようと思うのだったが・・・。

また、健斗は生活と肉体を再構築する為に日々の筋トレに励んでいた。

祖父を介護施設に入れるべきか、いまのまま自宅で介護を続けるべきか、どちらが祖父の希望に沿うのか・・・。

衰えゆく祖父の肉体と、鍛え上げてゆく健斗の肉体、そのはざまで日々を送る青年の心の変遷が描かれている。

漂う閉塞感の中にもたくましく生きようとする日常、現代にありがちな家庭の姿なのでしょうか。

2022年5月14日 (土)

ヤバいLINE

Line

「やばいLINE」という題名のこの本、2015年発行という、少し古い本ですが読んでみると結構役立つ内容がありました。

日本国内のユーザー数は約5800万人(当時)と、国内で圧倒的な人気のメッセンジャー・アプリ「LINE」について書いた本です。

この本ではLINEの人気の秘密やLINEいじめなどその問題点を解説しているほか、LINE社の創成期の話など興味ある内容が書かれています。

またLINE社の親会社である韓国の「NAVER」社についても詳しく解説してあります。

現在(2022年)のLINEと異なる点もあるかもしれませんが、LINEの原点の部分はそう変わらないと思います。

LINEを常用している人もLINEをこれから始めようとしている人にも一読を勧めます。

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2022年5月 7日 (土)

廃炉

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2011年3月11日に起きた大地震に伴う津波により福島第一原子力発電所(イチエフ)はメルトダウンを含む壊滅的な被害をうけました。

その結果、そこ(イチエフ)は廃炉となり、現在その作業が進められているところです。

この本は、その廃炉作業について書かれたドキュメンタリです。

この本では実際にイチエフで働いている人に焦点を当てたインタビューなどに基づいて廃炉作業に伴う様々な作業について具体的に書かれています。

今では施設内の除染も進み、作業も楽になってきてるようですが、初期のころの作業がどれだけ大変だったのか良くわかりました。

私を含め多くの人は、イチエフで廃炉作業が行われていることは知っていても、それがどんな作業なのかは知らないでしょう。

私もこの本を読んでイチエフで行われている廃炉作業の現実を少しだけかもしれませんがイメージできるようになりました。

そして、イチエフで廃炉作業を行っている人達のこと、彼らの思いなどを知り、そのひたむきさには敬意を覚えました。

イチエフでの廃炉作業が始まって10年以上たちますが、完了するまでこの先何十年かかるか見通せない状況のようです。

情況はどうあれ、廃炉作業は安全に完全に行われ、いつか完了しなければならない仕事ですので、そこで働いている方には頑張っていただきたいと思います。

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