« 2022年2月 | トップページ | 2022年4月 »

2022年3月

2022年3月25日 (金)

最悪の予感

Photo_20220226153901

この本は日本では2021年7月に発行されたばかりの本です。

中国の武漢で感染が始まった新型コロナウイルスは日本で豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号での感染が世界の注目を浴びていた頃、徐々に世界中に広がり始めていった。

世界で最も医療の進んだ医療先進国アメリカも例外ではなかった。

しかし、トランプ大統領やCDC(疾病対策センター)は事態を軽視し、対策を怠り情況を傍観している状態だった。

このような時、本来先頭を切って活動すべきCDCや地域の保健担当部署など公的組織が政権に忖度して積極的な働きをしなかたった。

そんな中で、パンデミックを予感した一部の人たちが自らの立場を超えて動き出したのでした。

アメリカには必要とされるときにヒーローが現れる、そんな気概を持った人が少なからずいるということに感心しました。

この本では、そんな型破りな人々に焦点を当てて米国での新型コロナウイルスとの闘いを描いたドキュメンタリです。

米国はコロナ感染者数でも死亡者数でも世界最多となっています。それはトランプ大統領のコロナ感染対策軽視の政策だけでなく様々な問題があったことがわかりました。

そして、日本でも他人事ではありません。例えば新型コロナウイルス用のワクチンの開発など、まったく間に合いませんでした。

公的機関の責任者の方には是非ともこの本を読んでいただきたいと思いました。

2022年3月19日 (土)

インストール

Photo_20220216163801

この「インストール」は2001年に第38回文芸賞を受賞した作品です。作者の綿矢りささんは2004年には「蹴りたい背中」で芥川賞を受賞しています。

「インストール」は学校に行きたくなくなった女子高校生と同じマンションに住む小学生の男の子が登場します。

高校生の朝子は動かなくなったパソコンをゴミ捨て場に捨てようとしたが、その時、居合わせた男の子かずよしにそのパソコンを譲ることにした。

そのパソコンはかずよしの再インストールにより正常に使えるようになったのです。それをきっかけに二人はぼろもうけのバイトを始めることになるのです。

そのバイトとは忙しい風俗嬢の代わりにエロチャットの相手をするというものでした。親が留守になる昼間、学校をさぼってエロチャットに精を出す朝子でしたが・・・・・・。

若い登場人物たちの発想と行動は非現実的ですが、ひょっとしたらありそうな、そんな小説で面白かったですね。

2022年3月12日 (土)

ペルソナ

Photo_20220206164201

「ペルソナ」という言葉の意味は「他者に対峙する時に現れる自己の外的側面」だそうです。

わかりにくいと思いますが、この本を読めば何となくわかってきます。

この本は脳科学者である中野信子さんが今までの自分の人生を振り返って書いた自叙伝のようなものでした。

しかし、そこは脳科学者らしい脳と心の働きを中心に書かれています。

そこには、過去に読んだ彼女が書かれた本やマスコミを通じて描いていた中野信子さんのイメージとは違った彼女の姿が描かれていました。

東大の科学系の博士課程を経て脳科学者となった彼女が様々な苦悩や偏見、軋轢に悩んでいたこと等、今までは想像すらしていませんでした。

普通の人間として生きていた自分には研究者のような人たちの社会を垣間見られたようで勉強になったような気がします。

今は、私たち向けの本を書かれたり、テレビ番組に出演されてお姿を拝見する中野信子さんが身近に感じられるような気がします。

以下のリンクをクリックしてアマゾンのページに移動して他のレビューなどを参考にしてください。

2022年3月 4日 (金)

シリコンバレーの金儲け

Photo_20220129153801

この本では、現在のシリコンバレーが生まれるまでの経緯が米国の開拓史の時代にまでさかのぼってわかりやすく書かれています。

それは、ある意味で米国の発展の歴史でもあると感じました。

この地では半導体産業から始まり、現在ではIT企業をはじめとする様々な新しいビジネスの起業が行われました。

その結果、シリコンバレーはハイリスク・ハイリターンの投資をいとわない人達により、ベンチャー・ビジネスが盛んになった事が良くわかりました。

そんなシリコンバレーの発展の歴史は、様々な金儲けをもくろんだ企業の盛衰の歴史の結果だということもわかりました。

シリコンバレーでは今も次世代のビジネスを目指す起業家とハイリターンを目指す投資家達の熾烈な戦いの場であり続けているようです。

米中の先端技術分野での戦いと、新型コロナ・ウイルスの流行による世界のビジネス環境の大きな変革により、シリコンバレーも変わっていくかもしれませんし、当然、日本にも大きな影響があることは明確ですね。

ぜひ皆さんにもこの本を読んでシリコンバレーの真実を学んでいただきたいと思います。

にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ
にほんブログ村

« 2022年2月 | トップページ | 2022年4月 »