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2021年5月 9日 (日)

日本の貧困女子

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現代の日本では働く女性の3人に1人が貧困状態だそうです。そこから家族、地域、制度の3つの縁をなくした女性たちが最貧困女子に落ちていくのだという。

そんな最貧困女子と思われる女性たちを取材し、その現実を描いた本です。

この本では東京(大都市)、北関東(地方)、そして沖縄(最貧困の果て)の貧困女子たちを取材しています。

一見華やかな東京、または大都市圏で女性が一人で暮らしていくのは本当に厳しく、長い人生のどこかで躓いたら貧困に転落し、生涯抜け出すことができない可能性が高いとのこと。

そして地方の貧乏、貧困の風景は大都市圏のそれとは異なっていることが描かれています。

また、本土から遠く離れた沖縄には沖縄ならではの事情があり、最貧困女子に落ちていく深刻な姿が取材されています。

そして、問題のある家庭におけるDV、ネグレクトなどから行き場のない未成年が貧困女子を生み出す最大の要因となっているという深刻な問題がわかります。

かつて、日本が発展途上であった頃は、もっと貧しかった部分もあったけれど、皆、未来に希望を持っていたと思う。現在はあの頃に比べればずいぶん豊かになっていると思えるのですが、貧困問題は依然としてあり続け、より深刻な問題になっているようです。

この厳しい現実は、日本がこのまま衰退し後進国になってしまうのではないかという危惧さえ感じました。

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