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2021年5月15日 (土)

足利の血脈

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京都の足利将軍家は15代将軍の義昭が織田信長に追放され、のちに豊臣秀吉のお伽衆ととして山城国1万石の大名となったが、その後、大名家としては残らなかった。

一方、足利尊氏は鎌倉の地に関東を治める鎌倉公方として尊氏の子の足利基氏を配した。

この物語は一方の足利家である鎌倉公方家が様々な波乱の波にもまれながら、喜連川足利家として江戸時代を大名家として生き残った足利の血脈を描いた小説です。

そして、物語は歴史の表舞台には表れない忍びの集団、風魔一族とさくら一族の戦いを通して描かれています。

風魔一族は箱根山中に本拠を持つ忍び集団で北条氏に仕え、さくら一族は栃木県さくら市あたりを本拠とした忍び集団で鎌倉公方の流れをくむ古賀公方に仕えたと書かれています。

この小説は7人の作家により書かれた7つの短編から構成されており、全体として鎌倉公方家の分裂・興亡の物語が書かれています。

室町時代の関東の歴史を表には表れない忍者同士の戦いを通して描いた物語としてとても面白かったです。

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