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2021年4月24日 (土)

原発・正力・CIA

Cia

「原発・正力・CIA」という題名のこの本を紹介します。

正力とは、かつて読売新聞の社主で日本テレビの社長で衆議院議員でもあった正力松太郎氏のことです。この正力松太郎氏は太平洋戦争後の日本に原子力発電所の導入を積極的に進めようとしてCIAと深い関係を持ったということのようです。

1954年、漁船第五福竜丸が米国が南太平洋で行った水爆実験の死の灰を浴びた事件以来、日本では「反米」「反原子力」の機運が高まっていた。

そんな中、衆議院議員に当選した正力氏は読売新聞社主としてCIAと協力して原子力に好意的な親米世論を形成するための工作を行っていた。

そして、彼は総理大臣に上り詰める野望を持ち、その実現の為にCIAと協力し原発の導入により経済界の支持をも得ようと考えていたというのです。

結果的に彼は総理大臣になれなかったのですが、戦後の日本の歴史に少なからぬ影響を与えたことは間違いないようです。

原子力発電という原子力平和利用の日本への導入への貢献は大のようですが、その結果の負の側面も見逃せません。

この本は、情報開示されたCIAの公文書などの具体的資料等をもとに書かれているだけに、その内容は読売新聞、政界、産業会を巡る衝撃的な事実が描かれています。

 

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