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2017年2月 3日 (金)

キリストの棺

876x12801980年の3月28日の金曜日、エルサレムの建設現場で、長らく地中に眠っていたと思われる墓が発見された。

そこには10個の骨棺が納められていた。

そして、それらの骨棺には聖書に登場する人物名が刻まれていた。

これらの骨棺はカタログ番号が付けられIAAA(イスラエル遺物庁)に保管された。

登録番号80/505の骨棺には「マリア」、80/503の骨棺には「ヨセフ」、80/502の骨棺には「マタイ」、80/503の骨棺には「ヨセフの息子イエス」、80/500の骨棺には「師として知られたマリアムネ」・・・・・と。

しかし、これらの名前は当時のエルサレムでは普通に存在する名前だとして特に注目されることはなかった。

2002年9月にこの本の著者の一人であるシンハ・ヤコボビッチの元に考古学の権威ハーシェル・シャンクスから、これらの骨棺の情報がもたらされた。

そして、彼らは統計学的計算から、この墓がイエス・キリストとその家族らの墓である確率が高いことを導き出したのだった。

2005年に棺から採取したDNAが解析されたがDNAの損傷が大きく失敗に終わった。

2006年にミトコンドリアDNAにより解析が行われ、その結果「ヨセフの子イエス」、の棺に残されていたDNAと「師として知られたマリアムネ」の棺に残されていたDNAの間に血縁関係がないことがわかった。

「マリアムネ」とは「マグダラのマリア」として知られる女性の本名であるという。

イエスの血縁ではない「マリアムネ」がイエスの家族の墓に葬られているということは「マリアムネ」はイエスの妻であったという可能性が高いと考えられるのだ。

この出来事は、2007年の3月に米国でテレビ放映されたということだ。

小説「ダビンチコード」で我々が知った「マグダラのマリア」の存在は、キリスト教(カトリック)を信じる人々など、これを事実として認めがたい現実があり、必ずしも世間で受け入れられてはいないようだ。

ただ、キリスト教徒でもユダヤ教徒でもない私としては実に興味深い読み物であった。

そして一方で、自分があまりにもイエス・キリストという人物の生涯について何も知らなかったことを思い知った。

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