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2016年12月

2016年12月28日 (水)

蒼穹の昴

Photo舞台は中国、時代は清朝、西太后が権勢をふるっていた。

物語は西暦1886年、梁家屯の貧しき寡婦の倅、李春雲は占星術師、白太太から、李春雲は遠からず紫禁城にて帝のお側近くに仕えることになる、と告げられた。

そして、いずれ西太后の財宝をことごとくその手中に絡めとるであろう、と占ったのである。

李春雲は常に天宮をしろしめす胡の星、昴とともにあるというのだ。

一方、梁家屯の田畑のすべてを所有する梁大爺の次男、梁文秀は科挙の予備試験を突破し、科挙の本試験となる「順天会試」に臨もうとしていた。

科挙の試験とはどういうものか、私はこの物語を読んで初めて知った、中国歴代の王朝を通じて連綿と続いたこの制度のすさまじさを。

そして、李春雲は宦官となり、梁文秀は科挙の試験に合格し、二人は紫禁城にあいまみえることとなる。

物語には、西太后、光緒帝、袁世凱、康有為など歴史上の人物が登場し、政治状況や、うずまく権謀術数など当時の清国の歴史が生き生きと描かれており、とても面白い。

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2016年12月18日 (日)

日本はなぜ世界で一番人気があるのか

Photo今、世界は猛烈な日本ブームに沸いている。

日本のマンガ・アニメが世界を席巻し、食文化、モノづくり、日本語、和の心、エコ・・・、あらゆる日本文化に好意が寄せられている。

なぜ「ミシュランガイド」は東京に最多の星を付けたのか?

どうして「もったいない」が環境保全の合言葉にえらばれたのか?

この本では具体的な事実をこれらの理由を説明している。

私は江戸時代という長く続いた平和のおかげで、上記のような文化が日本人の心に醸成されたのではないかと思っていた。

しかし、この本によれば、日本人のモノづくりの源流は縄文時代、あるいは旧石器時代にも遡るものだと、具体的事例をあげてのべられている。

そして日本という国家は大和政権が成立して以来、継続している世界で唯一の国家であるという事実と、なぜそうなったかという理由も説得力があった。

しかし、この本の後半では日本の起源を天孫降臨にまで結びつけるのは飛躍しすぎであろう。

この本は冷静に日本と日本人がどのように現在のような独自の文化を育んできたのかを改めて考えさせてくれた。

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2016年12月 9日 (金)

ピラミッド ロゼッタの鍵

Photoこれは先に紹介した「ピラミッド 封印された数列」の続編になります。 

ナポレオンのエジプト侵攻とシリア侵攻の歴史を背景にエジプトのピラミッドやエルサレムの遺跡などを舞台に「」ダビンチ・コード」のような謎解きと、「ハムナプトラ」のような冒険の物語となっています。 

エジプトを蹂躙したフランス軍は次に中東を目指した。 

対するイギリスはシリアの独裁者、ジャッザールと手を組みフランス軍を迎え撃つことに。 

エジプトのフランス軍から気球を乗っ取り、一人脱出してイギリス軍に助けられたイーサンは聖地エルサレムの地下を遺跡を探検するが、失敗し再びフランス側に捉えられる。 

そして、またもや危機を脱出したイーサンは「トトの書」が格差てているという「亡霊の谷」へと向かうのだった。

果たして、「トトの書」は存在するのか?

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2016年12月 2日 (金)

ピラミッド 封印された数列

Photo物語はフランス革命直後のパリから始まる。

パリに滞在していたアメリカ人のイーサン・ケイジはカードゲームの賭けに勝ち、謎めいたメダルの首飾りを手に入れた。

メダルを手に入たイーサンは、その直後、殺人の嫌疑がかけられてしまった。

追われる身となった、イーサンはエジプト遠征軍司令官のナポレオン・ポナパルドの保護を受けエジプト遠征軍とともに戦乱のエジプトに渡った。

そこで同行した学者や、アレキサンドリアで出会った女召使のアスティーザ、エジプト人捕虜のアシュラフなどと共にメダルに隠された謎に挑むこととなる。

一行は、カイロのギザにある大ピラミッドを目の当たりにし、ピラミッドに埋め込まれた数々の数値に驚き、古代エジプトの叡智に感動する。Img_20161109_0002_2

この本の帯に「ダ・ヴィンチ・コード」+「ハムナプトラ」と書いてあったが、そんな謎解き冒険の物語である。

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