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2016年10月22日 (土)

密盟

Photo世界経済のカギを握る巨大市場の中国の利権をめぐる米仏の巨大資本グループによる水面下の激しい戦いを背景に、一人の若手ジャーナリストが真相に迫っていく物語である。

米国の大手新聞社のニューヨーク・ミラーの若手記者エリック・トゥルーエルは情報収集の為にCIA工作員に近づく。

エリックは中国とフランスの経済謀略の実態に迫り、ついに恐るべき真実を突き止める。

だが、CIAとの協力の中でジャーナリストとしての活動の範囲を逸脱して窮地に立つことになる・・・・・・。

この小説は、非常にスケールの大きく、読み出しの部分では果たして読了できるか心配するが、途中から引き込まれていき一気に読み進めることができた。

そして米国のジャーナリストの仕事ぶりや、普段の生活、そしてCIAの活動ぶりなど小説ならではの臨場感で感じ取ることができた。

題名の「密盟」という言葉は、意味がわかりにくい。漢字の意味からある程度推測できるが「密盟」という語彙は普通の辞書には載っていない。 

原題(英語)では「A Firing Offense」となっている。この場合、"Fire" は解雇する、"Offense" は違反 ということで、"規定違反解雇"というような題名だろうか? 

少し、小さな事に拘ってしまったが、アメリカ文学らしい壮大なスケールの小説であった。

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