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2016年8月18日 (木)

重力から逃れて

Photoこの「重力から逃れて」という題名の小説はSF(サイエンス・フィクション)でもあるが、純文学的要素も併せ持つ。

主人公のリチャード・ベデガーは、かつてNASAの宇宙飛行士だった。

彼は、アポロ宇宙船で月に降り、月面を歩いた経歴を持つ。

現在、彼は航空宇宙関係の会社に勤務しているが、宇宙飛行士としての訓練を受けていた頃の充実感はない。

そして、妻は彼のもとを去り、息子のスコットは悟りの道を求めてインドへ旅立った。

彼とともに月に行った仲間は、新興宗教の伝道師になったり、下院議員になったり、と様々な道を歩んでいる・・・・。

そんな、元宇宙飛行士だった男の心の葛藤を描いた小説である。

物語の中で、彼の宇宙飛行士だった頃の思い出として、NASAでの訓練の様子や、アポロでの月面探査の時の様子が随所で描かれてる。

そして、当時の宇宙飛行の日常の生活や、思いなどもよく描かれており、とても面白い小説だと思う。

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