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2015年9月18日 (金)

国家の品格

Photo「国家の品格」というと、政治に対することが書かれているかのように思うかもしれませんが、書かれているのは国民一人一人の精神に関することだのようです。

現在の日本は留まることを知らないアメリカ化により経済の市場原理主義だけでなく社会、文化、国民性にまで深い影響を与えてしまいました。

金銭至上主義にに憑りつかれた日本人は、マネーゲームとしての、財力にまかせた法律違反すれすれの買収を卑怯とも下品とも思わなくなってしまいました。

そして、日本人は、世界に誇るべき我が国古来の「情緒と形」をすっかり忘れ、市場経済に代表される欧米の「論理と合理」に身を売ってしまったのです。

この本の著者は、日本はこうして「国家の品格」を失ってしまったと嘆いています。

現在、すべての先進国で社会の荒廃が進行しています。その原因は、近代のあらゆるイデオロギーの根幹をなす「近代的合理精神」が限界にぶつかったことにあるとしています。

冷戦後に、アメリカ式市場主義経済、リストラ自由のアメリカ式経営、株主中心主義、アメリカ式会計基準などを各国は半ば強要され、経済がすっかり変わってしまいました。

その結果、どの国でも貧富の差が拡大し、大都市の発展と田舎の衰退が進んでいます。

自由と平等の概念は欧米が作り上げた「フィクション」であると書いてあります。

「自由」と「平等」はアメリカ合衆国の独立宣言に謳われていますが、そのアメリカは長く奴隷制度が行われた国でした。

自由とは奴隷を持つ自由で、平等とは白人だけの平等で、21世紀になってもいまだに黒人は差別されてることが、それを物語っています。

論理偏重の欧米型文明に代わりうる「情緒」や「形」を重んじた日本型文明に可能性があると語られています。

ここでいう「情緒」や「形」とは何か?それは、この本を読んでください。

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