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2015年7月

2015年7月31日 (金)

身も心も 妻はくノ一(3)

Photo「妻はくノ一」シリーズの第3冊目である。

妻・織江を探すために江戸へ出てきた元平戸藩の御船手方書物天文係の雙星彦馬(ふたぼしひこま)は元平戸藩主・松浦静山に気に入られ、たびたび下屋敷に呼び出されるのであった。

天体観測をつき合わされたり、巷で起きる事件の調査を頼まれたりするのである。

今回も彦馬は「赤いカラス」や「はまぐり湯」の謎を解いたりと忙しい。

一方、「くノ一」である織江は、お庭番の密命を帯び、飯炊き女として静山の下屋敷に潜入していたのである。

もちろん、彦馬はそれを知らない。

彦馬の謎解きの物語とともに進行する静山の秘密を暴くべき使命を帯びた織江の葛藤が続いていく・・・。

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2015年7月24日 (金)

星影の女 妻はくノ一(2)

Photo小説の題名は「星影の女」という、以前、紹介した「妻はくノ一」シリーズの第2巻である。

彼の妻・織江を探すために江戸に出てきた雙星彦馬(ふたぼしひこま)は西海屋千右衛門の紹介で寺子屋の師匠の仕事についた。

寺子屋の合間を縫って妻・織江を探す彦馬であった。

ある日、彦馬は千右衛門に連れられて元平戸主・松浦静山の下屋敷に呼び出された。

松浦静山は「甲子夜話(こうしやわ)」という随筆集の執筆にいそしんでいた。

そこで、彦馬は静山の秘めた野望を知るのだった。

静山は軽輩にすぎないが天文航海に通じた彦馬に期するものがあるようであった。

そして、彦馬は身の回りで起きる不思議な出来事の謎に挑むのであった。

そんな彦馬を陰ながら見守る「くノ一」の織江であった。

織江には静山の屋敷に潜り込み、その動向を探るという新しい使命があったのだ。

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2015年7月17日 (金)

沈みゆく大国アメリカ

Photoこの本は以前紹介した「沈みゆく大国 アメリカ」と題名は同じだが副題に〈逃げ切れ!日本の医療〉が付いていて前作の続編のようです。 

前作はオバマケアの実態などアメリカの医療問題についてその抱える問題を提起した内容でした。 

本作「沈みゆく大国 アメリカ〈逃げ切れ!日本の医療〉」は、オバマケアで莫大な利益の源を手にした米国巨大資本(製薬業界、保険業界、そしてウオール街)が次なるターゲットとして狙っている日本の医療の未来に警鐘をならすもののようです。

世界が絶賛する日本の国民皆保険に私達が無関心でいるすきに、他国を次々に食い物にしてきた米国発の強欲資本主義の魔の手がじわじわと伸びているのです。

この本では巨大な資本力を背景に政治家、学者、そしてマスコミを操り、国民の知らないうちに、アメリカのように金持ちでなければまともな医療を受けられないような国にされてしまうかもしれないのです。

政府が差し出す「医療費」データのトリックやマスコミの操作により行われる医療と介護報酬の切り下げにより医療や介護サービスの質を徐々に低下させているのです。

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2015年7月10日 (金)

花燃ゆ(二)

Photo「花燃ゆ(二)は」たぶんドラマの第13回分からのストーリーから始まっていると思われる。

久坂玄瑞と文は祝言をあげるが、ほどなく久坂は江戸へたつ。

萩では異国より伝わったコロリ(コレラ)の病が広がってきた。

このころコレラに対する治療薬は無く多くの患者が死んでいくのだった。

一方、幕府の批判を繰り返す文の兄・吉田寅次郎(松陰)は井伊直弼の怒りを買い「安政の大獄」で処刑される。

松下村塾の塾生で文の夫・久坂玄瑞は寅次郎の遺志を受け継ぎ、攘夷決行を目指して長州藩や朝廷を動かそうと奔走する。

そして攘夷決行の日、奉行の許しが出ていないまま久坂はアメリカ商船を、そしてフランス、オランダの艦船を砲撃したのだった。

攘夷決行に沸き立つ久坂達だったが、その半月程後、アメリカ、フランスの軍艦による反撃を受け長州の砲台は壊滅し下関の町は大きな被害を受けたのだった・・・・・。

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2015年7月 3日 (金)

花燃ゆ(一)

Photo_2今回は今年のNHK大河ドラマの「花燃ゆ」の第1巻を読みました。

この小説はNHK大河ドラマの放送脚本をもとに小説化されたもので、放送の内容とほぼ同じストーリーとなっています。

私はこのドラマ「花燃ゆ」は毎回見てはいないのでストーリーに不明なところがあり、やはり本で読んでみようと思ったのです。

ドラマでは吉田寅次郎(松陰)の強烈で破天荒な個性が描かれ、改めて彼が幕末の歴史に大きな影響を与えたことがわかります。

そして私が興味を持ったのは寅次郎が投獄された長州藩の「野山獄」というところです。

密航の企てに失敗し、江戸の伝馬町の牢に入れられたのち、国許にて蟄居となるのですが、長州に送られた寅次郎は野山獄に投獄されることになるのです。

野山獄というのは長州で武士が投獄される獄舎だそうです。

しばらくは、その野山獄での寅次郎の日々が数回に渡り放送され、江戸時代の獄とはこんなものだったのかと大変興味を持って観ていました。

さて、この巻では主人公・文(吉田寅次郎の妹)を中心に、文の義兄となる小田村伊之助、文の夫となる久坂玄瑞らが描かれています。

第一巻は文と結婚した久坂玄瑞の江戸遊学が許され、いよいよ江戸に向かって旅立つところで終わっています。

江戸幕府では井伊直弼が大老に就任し、世に言う「安政の大獄」が始まろうとしていたのです。

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