蜩ノ記
この本「蜩(ひぐらし)ノ記」は第146回直木賞受賞作品だとか。
ブックカバーにはこう紹介されている。、
豊後羽根藩の檀野庄三郎(だんのしょうざぶろう)は不始末を犯し、家老により、切腹と引き替えに向山村に幽閉中の元郡奉行の戸田秋谷(とだしゅうこく)の元へ遣わされる。
秋谷は七年前、前藩主の側室との密通の廉で家譜編纂と十年後の切腹を命ぜられていた。
編纂補助と監視、密通事件の真相探究が課された庄三郎。
だが、秋谷の清廉さに触れるうち、無実を信じるようになり・・・・。
戦慄たる覚悟と矜持を描く感涙の時代小説!
まず、読後「さわやか」な気分になる時代小説です。
山間の村に幽閉された秋谷のまわりに起きる様々な出来事をとおして江戸時代の農民の厳しい生活と武士の生き方が描かれています。
武士の生き方にも様々であり、武士の生き方も過酷であることもわかります。
不正や陰謀が渦巻いている社会の中で、戸田秋谷をとおして、この時代の武士はどう生きるべきかということが問われます。
この物語は映画にもなっていますので是非読んで見てください。
« 未解決 | トップページ | 古代出雲と大和朝廷の謎 »
「歴史(小説含む)」カテゴリの記事
- 蔦屋重三郎(2025.02.01)
- 鎌倉殿の13人 完結編(2022.11.26)
- 鎌倉殿の13人(後編)(2022.08.06)
- 鎌倉殿の13人(前編)(2022.06.10)
- 孔丘(2021.08.20)
« 未解決 | トップページ | 古代出雲と大和朝廷の謎 »
コメント