マンガでわかる超ひも理論
「超ひも理論」とは物質を作る根源の物質、それは粒ではなく「ひも」だとする理論です。
では、この本の前書きの部分の抜書きから紹介しましょう。
1905年、アインシュタインは相次いで3つの革命的な理論「光量子の理論」「ブラウン運動の理論」「特殊相対性理論」を発表しました。
そのいわゆる「奇跡の年」から100余年を経て、物理学は驚異的な発展を遂げました。
しかし今だ、宇宙はどのように誕生したのか、物質の根源は何か、宇宙を支配する4つの力は統一されるのか、など多くの難問が相変わらず私たちの前に立ちふさがったままです。
これらの数々の疑問に答え、宇宙の成り立ちをすべて説明してくれる理論なんてものが、本当に存在するのでしょうか?
アインシュタインは、現代物理学の両輪である相対性理論と量子力学の両方の扉を開きましたが、2つの理論は未だ統一されていません。
現時点では、多くの物理学者は「超ひも理論」が究極の理論の筆頭候補だと考えています。
本書では、現代物理学がこれまでたどってきた道筋をマンガをまじえて追いながら、その上に立つ超ひも理論の世界を紹介していきます。
上の説明に出てきた4つの力とは、
宇宙を構成する物質間に働く力で、「電磁力」、「重力」、「強い力(原子核に働く力で核子を原子核につなぎとめておく力)」、「弱い力(放射性物質の原子核にベータ崩壊などを引き起こす力)」の4つです。
「量子力学」や「超ひも理論」は内容がかなり難しい科学理論なので、マンガでわかりやすく書いてあると言っても、理系の人でも完全に理解するのは難しいかもしれません。
でも、わからなくても、読んで見たなら何かしら得るものがあるかもしれませんよ。
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