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2013年7月

2013年7月27日 (土)

剱岳〈点の記〉

Photo今回読んだ本は明治の日露戦争直後の実話をもとに書かれた小説である。

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書 名:剱岳(つるぎだけ)
          <点の記>
著 者:新田次郎
発行所:文藝春秋
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このころ、明治時代の日本人は皆、欧米に追いつくために必死になって頑張っていた時代である。

この物語は参謀本部陸地測量部に勤務する測量手である柴崎芳太郎が主人公である。

明治20年、測量局は20万分の1の地図を公開している。

だが、この地図には山の名があっても高さの記入のないものが多く、5万分の1の地図の公開が待たれていた。

そのためには、まず測量を終わらせることが急務であった。

柴崎芳太郎は北アルプスの立山を中心とする4キロ平方の三等三角点網を完成させることを命じられた。

そのためには前人未踏といわれた剱岳山頂に三角点を埋設しなければならない。

剱岳は立山信仰の歴史の中で登ってはいけない山として恐れられていた。

測量官、柴崎芳太郎ら測量隊は、悪天候、地元の反感など様々な困難と闘いながら山頂を目指した。

そして当時、設立間もない日本山岳会も絡んで読み応えのある物語となっている。

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2013年7月20日 (土)

怪談の道

Photo浅見光彦シリーズの旅情ミステリー、今回は鳥取県倉吉市が舞台の「怪談の道」です。

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書 名:怪談の道
著 者:内田康夫
発行所:角川書店
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核燃料の取材をすることになった光彦は鳥取県倉吉市に向かった。

光彦の取材先は鳥取県と岡山県の県境付近にある動燃人形峠事業所であった。

人形峠は国内で最大のウラン鉱石の鉱山であったところである。

浅見光彦は、その倉吉で美人異母姉妹と出会い、妹の父親の死の真相究明を依頼されることになる。

手がかりは録音テープに残された「カイダンの道」という言葉。

実はこの岡山県から鳥取県の倉吉へ抜ける美作(みまさか)街道は怪談で有名なラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が姫路から松江へ行くときに通った道でもあったのだ。

倉吉を始め山陰の温泉や風物をおりまぜ、ウラン鉱山のあった人形峠の歴史と動燃のウラン鉱石の放射性物質を含む残土「黄色い土」の問題という社会問題、そして小泉八雲の足跡をたどる美作街道にまつわる旅情をたっぷりと織り込んだミステリーである。

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2013年7月13日 (土)

予知夢

Photoこの本は、帝都大学理工学部の助教授である湯川学と警視庁捜査第一課の草薙刑事のコンビで次々と難事件を解決していく「探偵ガリレオ」シリーズの第二巻となる「予知夢」です。

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書 名:予知夢
著 者:東野圭吾
発行所:文芸春秋
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この1冊の中には5つの物語が納められている。

冒頭の「夢想る」では、ある男が16歳の少女の寝室に侵入し、物音に気付いた母親に猟銃で発砲され、逃げる途中で交通事故を起こし捕まる。

その男は、自分は17年前からその少女と結ばれる運命にあったと供述をする。

そしてその証拠は男が小学4年生の時に書いた作文に、そして、男の供述を裏付ける証人もあり、事件はオカルトの世界へ・・・?

草薙刑事の依頼を受けた湯川教授は超常現象としか思えないこの難事件を科学的に解き明かしていく。

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2013年7月 8日 (月)

魔法のジョッキ

暑い日が続きますね。

こんな日は一杯のビールで明日への鋭気を養いましょう。

ビールを更においしく味わえるのが写真の「魔法のジョッキ」。

真空2層構造で、ビールの飲みごろの冷たさを、

なんと2時間もキープできるというものです。

最後のひと口まで、おいしくいただけます。

まさに、「魔法のジョッキ」と呼ぶにふさわしいスグレモノです。

Photo

知り合いから贈り物としていただきました。以来これが手放せなくなりました。

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2013年7月 6日 (土)

行かずに死ねるか!

Photo自転車で世界一周してみたいと思いますか?

やってみたいという気持ちはある。

しかし、自転車で世界一周するとなると何年もかかるだろう。時間が無い。

会社はどうする。それに危険が伴うだろう。

やってみたいと思うだけで、まず実行しないだろう。

だったら、実際に自転車で世界一周した人が書いた本を読もう・・・。

ということでこの本を読むことにした。

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書 名:行かずに死ねるか!

 世界9万5000km自転車ひとり旅
著 者:石田ゆうすけ
発行所:幻冬舎
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この本によると、

期   間: 7年5か月
走行距離: 9万4494㎞
訪問国数:  87か国
パンク回数:  184回
スポーク折れ: 34回
チェーン切れ:  8回
使用タイヤ:  37本

とかいてある。

これだけで世界一周自転車ひとり旅がどんなに凄まじいものか想像できるだろう。

 

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