« 風の歌を聞け | トップページ | 蜃気楼 »

2013年5月 4日 (土)

ヒッグス粒子とはなにか

Photo書 名:ヒッグス粒子とはなにか
著 者:ハインツ・ホライス/矢沢潔
発行所:ソフトバンク・クリエイティブ

 

昨年の7月(2012年7月)、「ヒッグス粒子発見」報道が世界中のメディアでトップニュース扱いで報じられました。

このような基礎科学のニュースが一般メディアで報じられることは珍しいことです。

しかし、「ヒッグス粒子」とはいったいどんなものかということになると実に難しくてわかりづらいですね。

言葉で説明すれば「ヒッグス粒子は物質に質量を与える粒子である」とあるが、たぶん普通の人には理解不能です。

そこで、このような本を読むことになります。

ただ、素粒子の理論は本当に難しく、理科系の私でも今まで何冊かの本を読みましたが、いまだにすっきり理解できません。

この本では、まずヒッグス粒子発見報道の舞台裏のドキュメンタリー的な内容から始まり、この宇宙を作っている素粒子とそれが生み出す物質の世界について続いていきます。

まず、ヒッグス粒子の発見につながる実験装置、それはスイスのジュネーブにあるセルン(ヨーロッパ原子核共同研究機構:European Center of Nuclear Research:略称CERN)のLHC(大型ハドロン衝突型加速器)について詳しく書かれています。

そしてヒッグス粒子発見に至るまでの理論物理学と検証の歴史が順を追って書かれています。

その過程でノーベル物理学賞を受賞した日本人科学者たちも重要な貢献をしていることが詳しく書かれています。

LHCについては、わかりやすく書いてあり非常に面白く読みました。そういうものがあることは知っていましたが、この本では発展の歴史から書いてあり素粒子理論の発展との関係がよくわかりました。

さまざまな素粒子については読んだ後から忘れてしまい、なかなか理解できませんでした。もっと勉強しないとダメですね。

このような理論物理学とか素粒子物理学などは、われわれの日常生活にはかかわりにない世界でありますが、このような壮大な学問に思いを巡らせている時間は、現実世界の煩わしいことを忘れて何か心が洗われるような時間だと思います。

« 風の歌を聞け | トップページ | 蜃気楼 »

科学」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ヒッグス粒子とはなにか:

« 風の歌を聞け | トップページ | 蜃気楼 »