出雲抹殺の謎
書 名:出雲抹殺の謎
著 者:関 裕二
発行所:PHP研究所
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「古事記」「日本書紀」の中に書かれている神話の3分の1は出雲神話が占めている。
にもかかわらず従来は大和朝廷誕生以前に出雲に王国があったとは信じられていなかった。
しかし、荒神谷遺跡、加茂岩倉遺跡の発見等、最近の出雲とその周辺における考古学的発見により、弥生時代後期に出雲に大きな勢力が存在していたことが明らかになった。
著者の関裕二氏は西日本各地の神社の神事や伝承等をもとに独特の考証を行い、出雲を中心とする山陰地方に大きな勢力が存在し、しかもヤマト朝廷の建国に深くかかわっていたと述べている。
そして、大和朝廷の建国の後、出雲はヤマトの隆盛とは裏腹に衰退していった、その秘密が明らかになる。
関氏が描くヤマト朝廷の建国までのストーリーは「天孫降臨の謎」、「神武東征の謎」などで明らかにされている。
この本ではその過程で「出雲」がいかに深くかかわっていたのか、そしてそれが何故、その後の歴史から抹殺されたのかが詳しく解説されている。
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