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2011年11月

2011年11月29日 (火)

ニュートン別冊 「無」の物理学 (1/3)

ニュートン別冊 「無」の物理学

Newton

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編集人:水谷 仁

株式会社ニュートンプレス

2010715日 発行

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第1章 真空は「無」なのだろうか。

 

この章では物質を取り除いた「無の空間」として真空について取り上げる。そして真空とは何もない空間ではなく、実は素粒子が沸き立っているという。不確定性原理について語り、場の量子論、極微の世界の法則、そして銀河宇宙も創造した真空の正体に迫る。

 

「無」というものを考える場合に,最もイメージしやすいのは「物質が何もない空間」だろう。完全な「無」の空間とは原子や分子、さらには素粒子をも取り除いた完全な真空である。こうしてできた「無の空間」であっても、そこに素粒子は誕生する。しかも、まるで沸騰しているお湯の中で無数の泡が沸き立つかのように、そこら中から素粒子が飛び出してきているという。それは極微の世界では、外部からエネルギーを加えなくても、ほんの一瞬であればエネルギーが存在するのだという。そしてこのエネルギーにより「無の空間」から素粒子が生み出されているという。これは「不確定性原理」と呼ばれる性質によって引き起こされているのだという。不確定性原理は、素粒子が「粒子」としての性質だけでなく、「波」の性質も持っていることが原因となっている。 

 

現代物理学によると、「無の空間」は「場」と名付けられた性質を持っている。私たちが固い粒のようにイメージしがちな素粒子というものは、実際には空間を満たしている「場」が示す状態にすぎないのだという。・・・・・・・・・・・。

 

ここまで書いてきて自分が何を書いているのか分からなくなったのでやめます。

雑誌Newtonは多くの写真やイラストによりわかりやすく書いてあり、それを見てやっとイメージできるが文章だけではわからないよね。興味がある人はNewtonを買って読んでね。m(__)m

2011年11月24日 (木)

読書ノート: 看護婦物語

読書ノートNo.1

題名「看護婦物語」

著者: 江川 晴

 

この本の帯にはこうあった「24歳の新進看護婦舞川苑子の愛と苦悩-青春の彷徨」

あらすじは

S大学病院で働く看護婦舞川苑子は思いを寄せていた医師との恋に破れ、病気に倒れた実家の父の看護の為に病院を辞める。

数か月の看護の後、彼女の父は他界する。苑子は実家のある町の産婦人科医院に再就職し、そこで出産の為に入院していた従妹の美雪が死んでしまうという出来事に遭遇する。看護婦としての自信を失った苑子はY医療少年院で働く看護学院の先輩の大沢知子を訪ねる。そこで苑子は看護婦大沢知子の生き方に感銘を受ける。そして苑子は大沢知子の紹介により乳児院で働いている看護婦平野満子を訪問する。次に精神科病院に勤める看護婦杉本良子、養護老人ホームの看護婦花村菊枝らを訪ね、様々な状況で逞しく働く看護婦達の姿を目の当たりにし少しずつ自信を取り戻していく。そして苑子は東京近郊のT病院でボランティアとして働き始める。苑子はこれらの経験を通して自信を取り戻して再び看護師として再出発を決意する。

以上がこの本のあらすじである。

この本は小説の形をとっているが、著者の30有余年の看護婦生活の体験をもとに多くの取材により様々な場で働く看護婦達の実態を加えて書かれたドキュメンタリーのようである。看護婦と言っても様々な職場があり、それぞれの置かれた場所でたくましく仕事に立ち向かっていく姿には圧倒されるものがある。

この本は1982年ころ出版されたもので題名は「看護婦物語」であるが現在では看護婦とは呼ばない。この頃は女性の場合は看護婦、男性は看護士と呼ばれていたが2002年に法律が改正され、現在では男女とも看護師と呼ぶように変わったようです。

                             

カバーの写真は当時本作品がドラマ化された時に主演した藤真利子さんと思われる。

 

私は数年前大病を患いしばらく入院するという体験により、その時に看護師さんには大変お世話になり、それ以来、看護師という職業に尊敬の念を抱いている。この本を読もうと思ったのも看護師に対する感謝の気持ちを思い起こすとともに、看護師という仕事の真の姿に触れてみたいと思ったからである。この本はその期待どおりの内容であった。

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2011年11月21日 (月)

読書ノート:元ライブドアの宮内氏から見たライブドア事件のことを書いた本

最近読んだ本を紹介します。

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題名:「虚構」

著者:宮内亮治

発行所:講談社

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この本は元ライブドアの(最高財務責任者)だった宮内亮治氏が書いた彼から見たライブドア事件を書いた本である。

宮内氏は神奈川県生まれ、横浜商業高校を卒業し、税理士事務所に勤務。1995年に税理士試験に合格し、その後、法律事務所と税理士事務所を合わせた「ゼネラル・コンサルタント・ファーム」を設立する。1996年からライブドアの前身の「オン・ザ・エッジ」顧問税理士を務め、1999年、取締役兼CFOに就任する。

宮内氏は堀江と初めて会った時のことをこう書いている。

「まさかコイツじゃないよな」目の前に立つ、ジーパン、Tシャツ、ジャンパー姿の小汚い学生風の男を見て思った。

「堀江さんですか」小太りの武田鉄矢風がうなずいた。堀江には生意気さと人見知りが同居していた。胸を張って目を見ながら話すタイプではなく、下から覗き込んでくる印象で、目が合えば逸らす。それでいて図々しい。堀江の「ネットの世界でナンバーワンになります」という言葉に惹かれたのか、宮内はこの男と組むことを決めた。

ライブドアはインターネットのポータル事業を核としながら、次々とMAにより事業を拡大していく。右肩上がりの演出でライブドアを飛躍させたい堀江は提出された予算案を見て、「なんでこうなの、なんでこれしかないんですか、これじゃ株価あがらないでしょう。なんとかしようよコレ。なんとかしてよ。もっとちゃんと計算してよ」と幹部に詰め寄る。こうしてライブドアは粉飾として摘発されるきわどいビジネスにのめりこんでいく様が詳しく述べられている。

近鉄バッファローズの買収を表明したことから、ライブドアの名が知られるようになる。近鉄バッファローズは結局楽天に買収されるのだが、この出来事によりホリエモン人気とライブドアの知名度が高まる。そして日本放送の買収では、ニッポン放送の買収は実現しなかったが、これによりライブドアは1340億円のキャッシュを手に入れる。この本によれば、この後堀江はビジネスへの関心を無くしてしまったという。堀江は「宇宙」を熱心に語るようになり、投票に行ったこともない堀江が「政治家になる」と言いだす。そしてついに総選挙に出馬することになる。こうして時代の寵児となった堀江だが2006年1月、粉飾決算と偽計取引で逮捕起訴されることになる。

この本により、ライブドアの事業の実態がおぼろげながら見えてくる。当時、堀江は時代の寵児としてマスコミにもてはやされ、事件後は「虚業」、「あだ花」として語られることが多いが、実際にどんな事件だったのか見えなかった。それが時間が経過した今、改めて考えてみると様々な思いが巡る。私のように地道な製造業に従事するものにとっては、まるでゲームのようにM&Aにより短期間に巨額の金を手にするビジネスにはどうしても違和感を覚える。一方、彼らのような若者がネット関連事業をもとに成功していく姿は、彼らと同世代またはより若い人たちの刺激になっただろう。

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