Z世代化する社会

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「Z世代」とは、明確な定義がされているわけではないようですが、一般的に1990年代後半から2012年頃に生まれた世代を指し2024年現在、20代前半から10歳前後の年齢の人が該当するようです。

この本の著者は大学の教員で経営学者だとのこと。ちなみに、著者は自らを「ゆとり世代」だと書いています。

そして、本書の狙いは「Z世代の若者を観察することで、われわれが生きる社会の在り方と変化を展望しよう」というものだとあります。

大学の教員である著者が接する大学生に関する事例が多いのですが、その後の社会人の事例をも取り上げて「Z世代」の特徴がわかりやすく解説されています。

そこには、今どきの大学生たちの考え方や、入社後の若者達が直面している問題が描かれています。

それには、「なるほど」と納得できる内容もありますが、「えっ、そうなの」と意外に感じることもあります。

そして、それは大学生達だけではなく、大人(社会)の問題でもあることがわかりました。

この本は、現役の大学生にも読んでもらいたいのですが、「Z世代」以前の大人の方にも読んでもらいたいですね。

 

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2024年6月 8日 (土)

続 窓ぎわのトットちゃん

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最近、黒柳徹子さんが書かれた「窓ぎわのトットちゃん」の続編が発行されました。

「窓ぎわのトットちゃん」では黒柳徹子さんが通っていたトモエ学園が空襲で焼け落ちたところで終わっています。

この続編では、その後、青森に疎開した時のことなどが書かれ、続いて戦後、東京に戻ってからの生活が書かれていきます。

東京の自宅は空襲で焼けてありません。そんな中での生活が書かれていきます。

その後、徹子さんは香蘭女学校に通い、それから、NHK専属の東京放送劇団員に採用される過程が描かれています。

前作同様、黒柳徹子さんの型破りなエピソードが溢れる内容でとても面白かったです。

前作に加え、この本により、黒柳徹子さんが歩んでこられた人生に触れて、とても幸せな気分になりました。

 

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2024年6月 1日 (土)

実践 ポジティブ心理学

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ポジティブ心理学は、それまでの臨床心理学が心の病に対処するためのものだったのに対して、普通の健康状態にある人が「どうすればもっと幸せになれるのか?」を追求する分野だということです。

つまり、ポジティブ心理学とは、自分の心の理(ことわり)を学んで、自ら幸せになっていく学問だというのです。

幸せな人は、そうでない人に比べると様々な利点があるとのこと。 その一つに、幸せな人は寿命が長くなるというデータがあるそうです。

近年になって、長生きと幸福感の関連性が深いことがわかってきたそうです。 それによると、「いつもポジティブでいることが健康で長生きするための秘訣」だとしています。

そして、この本のタイトルに「実践」という言葉がついているとおり、単なる学問の解説ではなく、私たち読者が実践することにより「幸せな生活を送ることができるようになる」方法が書かれています。

この本に書かれていることは、全くその通りだと思えることばかりで、読んでいてそれだけでも幸せになれた気分がしました。

皆さんにも是非お勧めしたい一冊です。

 

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2024年5月25日 (土)

極楽 征夷大将軍

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この「極楽 征夷大将軍」は室町幕府の祖・足利尊氏を描いた物語です。

この小説に描かれている足利尊氏は、やる気がなく、使命感もなく、執着もない、そんな性格に描かれています。

しかし、そんな足利尊氏が天下を取り征夷大将軍に成れたその訳が何となく分かるような気がします。

物語は、足利尊氏と、そんな尊氏を助ける弟の直義と、足利家の重臣・高師直を中心に描かれていきます。

何度も絶望的な危機に陥りながら、また復活していく尊氏の不思議な能力の秘密が描かれていると思います。

北条家の滅亡から、建武の中興、南北朝など、この時代の歴史は非常に分かりにくいのですが、この小説で、その訳が分かったような気がします。

源頼朝の時代や戦国時代、幕末から明治維新の時代は小説や大河ドラマで繰り返し描かれますが、室町時代はあまり取り上げられません。

しかし、私はこの時代に面白みを感じています。

 

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2024年5月20日 (月)

パーキンソン病は自宅で治せる

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高齢化に伴い、日本で急増している病気に「パーキンソン病」という神経系の病気があります。この病気は20~40代で発症する「若年性パーキンソン病」もありますが、多くは50~60代の中年期から初老期にかけて発症します。

パーキンソン病の原因は、脳の神経伝達物質である「ドーパミン」が減ることにあります。その結果、さまざまな症状が起こってくるものです。

このパーキンソン病は難病と言われていますが、年配になって発症したものは進行も緩やかです。

パーキンソン病の治療の基本は薬物療法で「L-ドーパ製剤」という薬が多く使われるそうです。これはドーパミンの原料となり、脳内のドーパミンを補う薬です。

ただし、薬である以上、副作用もあり、何年か経つと効果が弱まることも分かっています。

この本の著者(医師)は、薬は患者さんの具合が悪いときに必要最小限使うことにして、リハビリや自分でできる家庭療法などで症状をコントロールするように指導しているとのこと。

この本によれば、薬は最小限に抑え、リハビリや家庭療法でうまく管理をすれば、けっして怖い病気ではないと書いてあります。そして、この本の著者が指導している家庭療法が紹介されています。

 

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2024年5月10日 (金)

世田谷駐在刑事

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主人公の小林は日本有数の高級住宅地の駐在所に勤務する警察官(駐在さん)だが、彼にはもう一つ、組織対策第四係長でもある。

組織対策としての彼の能力には定評があり、組織対策全国指導官の肩書もある。

二つの顔を持つ小林は、警視庁内でもその名を知られた「駐在刑事」である。

この小説の中で彼は駐在さんとして、また組対の刑事として活躍するのだが、物語は警察官の日常の様々な活動を描きながら事件を解決していくようになっている。

この小説の作者は大学の法学部を卒業後、警視庁に入庁し警備部や公安部、内閣官房などを経験した元警察官とのこと。

そのため警察官の仕事について詳しく描かれており、特に駐在さんの日常の仕事や、組織対策課の仕事ぶりなど、実際の経験があるから描けるリアリティが感じられる小説でした。

 

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2024年5月 4日 (土)

マイナ保険証の罠

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2023年6月2日、私たちの生活を大きく変えてしまうかもしれない法案が成立しました。 「改正マイナンバー法案」です。

その中の一つは、従来の「健康保険証」を廃止して、マイナンバーカードに一本化する、いわゆる「マイナ保険証」の実質的な義務化です。

マイナンバーカードの登録や紐づけで多数の誤登録などでトラブルが続出したことはまだ記憶に新しいですね。

それが2024年秋には現行の健康保険証は使えなくなり、「マイナ保険証」に一本化されます。それにより、情報流出のリスクや、情報弱者が置き去りにされるリスクなど多数の問題発生が懸念されています。

現行の保険証は私たちになじみ深く、便利で問題なく利用されています。

それが廃止されて様々な問題を抱える「マイナ保険証」に代わることにはその意義がみあたりません。それどころか、「マイナ保険証」には様々な問題があることがこの本に書かれています。

その一つが、「マイナ保険証」を作れない情報弱者が置き去りにされるのではないかという問題です。 さらに、結構頻繁に発生しているネット障害などの時にどうなるのかという心配など、懸念されることは多数あるようです。

そのような心配をよそに、現行の保険証の廃止期限が刻一刻と近づいています。

 

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2024年4月27日 (土)

循環系ストレッチ

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「循環系ストレッチ」とは、生活習慣の乱れや加齢によって生じた血流の低下と血管の老化に働きかけ、体の中から健康になるプログラムだと書かれています。

この循環系ストレッチをうまく利用すれば「筋トレはきついからやりたくない」という方でも続けられる程度の負荷なのに、体は確実に変わっていくエクササイズだとのこと。

この本の初めの部分には、この循環系ストレッチが様々な生活習慣病の改善に効果がある旨のデータが示されています。

更に読み進めると、確かにこの本に示されている循環系ストレッチは簡単で覚えやすくシンプルでした。

普段、運動習慣のない人には是非お勧めしたい内容だと思います。

一方、ある程度運動習慣があり、より上を目指す人には物足りない内容だと思います。

 

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2024年4月19日 (金)

ホライズン・ゲート

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物理的に自然発生しない規模の超巨大ブラックホール〈ダーク・エイジ〉は、どうやら人工物らしいことがわかった。

宇宙連邦の科学者たちは、地平面探査基地・ホライズン・スケープを建設し特異点の調査を開始する。

主人公はヒルギス人の狙撃手・シンイー、過去・現在・未来を見通す力を持つパメラ人の少年・イオとともに、別の宇宙へと続く(門)の探査を続けている・・・。

物語は超巨大なブラックホールの事象の地平面付近にて恐るべき加速度と時空のゆがみと闘うという壮大なSFとなっている。

非現実的な世界と特殊な超能力を持つ種族の登場人物など、いかにもSFらしい小説だった。

この物語はハヤカワSFコンテスト大賞受賞作だそうです。

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2024年4月13日 (土)

とうきょうの鉄道大百科

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本の題名の通り、東京近辺を走る鉄道路線のすべてとそこを走る代表的な車両がたくさんの写真で紹介されています。

東京にはこんなに多くの路線があるのかと驚きながら読みました。

いずれの路線も聞いたことはありますが、そんなにあったのかと改めて驚きました。

こんなにたくさんの路線と車両があるなら、鉄道マニアの方は覚えるのは大変だったろうと思いました。

私には絶対覚えられないと思います。でも、この本をページをめくりながら眺めているだけで楽しくなる、そんな本ですよね。

 

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2024年4月 6日 (土)

黄泉から来た女

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内田康夫氏作の浅見光彦シリーズのミステリーです。

物語の舞台は日本三景のひとつ天橋立のある京都府宮津市と山形県鶴岡市にある出羽三山です。

出羽三山とは月山、湯殿山、羽黒山を総称した呼び名で、そのうちの月山は霊魂が最後に行くと言われている信仰の山、つまり黄泉の国だと言われているとのこと。

物語は鶴岡市の出羽三山のエリア付近で起きた地すべりの跡から数十年は経過しているとみられる身元不明の白骨死体が見つかったというプロローグから始まります。

そして物語の舞台は京都府宮津市の天橋立へと移り、そこで殺人事件が起こります。たまたま居合わせたルポライターの浅見光彦はその事件に巻き込まれていきます。

そして宮津市で殺された女性は山形県の鶴岡市から来たことがわかります。

物語は天橋立の旅情と、信仰の山出羽三山の旅情と宿坊や御師など修験道にかかわる様々なことが描かれて、とても興味深い内容となっています。

事件の犯人捜しのストーリーはさておき、信仰の山、出羽三山に関わる内容はとても面白いと思いますので皆さんも是非一度読んで見てください。

 

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2024年3月29日 (金)

イーロン・マスクとは何者か

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皆さんもイーロン・マスク氏の名前はご存じだと思います。

あの宇宙ロケットの開発を行うスペースXや電気自動車のテスラの事業を行っている超有名人ですね。

しかし、彼の型破りな言動には様々な議論があります。

本の表紙にあるように、彼は「世界を救うヒーローかクレイジーな夢追い人か」という疑問があります。

それで、このような本を読んで見たのですが、結果、イーロン・マスクという人に対する考えが変わりました。

南アフリカに生まれ、カナダに移住した「何も持たない若者」が30年たらずの間に世界を変える奇跡を起こした「生き方や考え方、行動の仕方」を知ると彼が成功した理由が良くわかります。

しかし、それは普通の人にはまねのできないことのように思えます。

やはり彼は特別な才能の持ち主であることは間違いありません。

 

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